貧血対策にはハーブティーがおすすめ！鉄分・ビタミンを補給して健康な身体を手に入れよう

貧血は鉄分が不足しがちな女性に多く見られる状態であり、めまいや頭痛、息切れなどさまざまな症状を引き起こします。ハーブティーには、貧血対策に役立つ成分が含まれていますので、簡単にできるセルフケアの方法を探している方におすすめです。

今回は、貧血の原因やハーブティーに期待できる効果について解説します。おすすめのハーブや注意すべきポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

貧血とは

貧血とは、血液中に含まれる赤血球、およびヘモグロビン（血色素）の量が少なくなった状態のことです。赤血球やヘモグロビンの量が減少すると、各臓器への酸素の供給が不足し、さまざまな不調があらわれるようになります。

貧血の症状はさまざまで、ほとんど自覚症状がない場合や、運動しているときにだけ症状があらわれるケースもあります。そのため、健康診断で指摘されて初めて貧血であることを知る方も多いです。

 

貧血の主な原因

貧血は鉄分不足によるものというイメージが強いかもしれませんが、その原因は実にさまざまです。

貧血の原因としてもっとも多いのは、鉄欠乏性貧血です。これは血液の原料である鉄分が不足している状態のことであり、偏った食生活や消化管出血などに起因します。

なお、鉄欠乏性貧血は女性に多いとされていますが、それは生理や妊娠、授乳で鉄分が失われやすいためです。加えて、過度なダイエットが原因であることも多いため、乱れすぎた食生活などにも気を配りましょう。

 

貧血に対するハーブティーの効果

一般的に、ハーブティーが貧血に良いといわれているのは、以下のような効果が期待できるためです。

なぜ貧血の予防・改善にハーブティーが役立つ可能性が高いのか、その理由について詳しく見ていきましょう。

鉄分の補給

前述のとおり、貧血の主な原因は鉄分不足です。ハーブには鉄分が豊富に含まれているものもあり、日頃から摂取することで貧血の予防・改善が期待できます。ハーブティーならおいしく、かつ手軽に続けられるので、サプリメントなどが苦手な方にもおすすめですよ。

鉄分の吸収率アップ

ハーブのなかには、鉄分の吸収率を高めるビタミンCが含まれているものもあります。そのため、効率的な造血効果が期待でき、貧血の予防・改善を図ることが可能です。

血行促進

貧血の症状は、血液が不足して全身に酸素が行き渡らなくなることで発症します。ハーブティーには血行を促進する作用が期待でき、酸素の運搬能力が高まることから、貧血の改善に役立つと考えられています。

 

貧血におすすめのハーブティーの種類

貧血対策のためにハーブティーを飲用する場合は、栄養補給や血行促進などに優れたものを選ぶのがおすすめです。具体的には、以下のハーブが含まれているものを検討してみると良いでしょう。

 

ハーブの種類	期待できる効果・効能
ネトル	ミネラル・ビタミンCの補給、花粉症の症状緩和、デトックス など
ローズヒップ	ビタミンCの補給、美肌、ホルモンバランスの調整、免疫力の向上 など
ハイビスカス	ビタミンCの補給、利尿作用、肉体疲労・眼精疲労の回復 など
カモミール	血行促進、鎮静作用、安眠、冷え性の改善 など

 

ネトルは「ミネラルの宝庫」と呼ばれており、鉄やカルシウムなど女性が不足しがちな成分を補ってくれます。さらにビタミンCも含まれているため、貧血の予防・改善を目的とした栄養補給にぴったりです。

また、ローズヒップやハイビスカスはビタミンCを多く含み、鉄分の吸収率を高めてくれます。美肌効果や疲労回復が期待できる点もうれしいポイントですね。カモミールは血行促進のほか、鎮静作用があることで知られていますので、気分を落ち着かせたいときに飲むのもおすすめです。

 

貧血の予防・改善のためにハーブティーを飲む際の注意点

貧血を予防・改善するためには、鉄分をはじめとする栄養素をバランス良く摂ることが大切です。ハーブティーを飲むだけでは必要な成分を補えませんので、まずは普段の食事から摂取することを意識しましょう。

また、妊娠期・授乳期は貧血になりやすいですが、この時期には摂取を控えたほうが良いハーブもあります。加えて、持病やアレルギーをお持ちの方が避けたほうが良いものもありますので、該当する方はかかりつけ医に相談し、安全性を確認してから飲用しましょう。

 

まとめ